春のからだ
春のからだのメカニズム
春分の日を境に、季節は春に向かい身体もいろんな準備を始めます。 自然界のすべてのものが伸びやかに成長し、新陳代謝が活発になります。
人間も同じく新陳代謝が活発になることで、冬の間に溜め込んだ老廃物を肝臓が頑張って排出していきます。
肝臓は自律神経や新陳代謝、血流の調節機能を担っており、全身の『気』の流れをコントロールし精神を安定させる役割の臓器でもあります。
春の不調の原因
そんな時期にストレスが溜まると肝臓の機能が低下し、消化器系の不調や、疲労感を感じ、イライラします。
暖かくなったり、寒くなったりと気温や気圧が安定しないので、自律神経が乱れて、不眠症を起こしたり、気持ちが不安定になったりします。
『だるくて身体が重い』『朝、すっきり起きられない』『めまいや、ふらつきがある』『何だか気分が落ちる』 こんな症状に心当たりはありませんか? 自律神経のコントロールが追いつかなくなると、心身のバランスが崩れてこの様な不調を起こしやすくなるのです。
『ホメオスタシス(生体恒常性機能)』とは
私達の身体には産まれた時から”ホメオスタシス(生体恒常性機能)”という、自分ではコンロール出来ない無意識の中で、体内を一定の状態に保ち、調整する機能が備わっています。
- ①自律神経⇒身体の働きを調整する
- ②ホルモン⇒ホルモン分泌を司る
- ③免疫⇒外部から侵入する異物から守る
この3つの働きのバランスが保てて健康を維持できるのです。
女性にとって大切な女性ホルモン
ホルモンバランスが崩れている時は前駆症状として、自律神経がすでに乱れていることがあります。
肝臓はホルモンバランスとも深く関係しているので、生理不順が起こりやすいのも春と言われています。
エストロゲン・プロゲステロンが正しく分泌され、毎月子宮の中で受精卵を迎える子宮内膜をフカフカにし、小さな子宮の中で生命のドラマが繰り返されている環境はいつも整えておく必要があります。
生理不順は身体が発している、レッドカードなのです。
健康な時こそ、ホメオスタシスを意識して過ごすこと。
『春は肝臓を養生しよう!』
春を快適に過ごすキーワードになりますね。
誰でもできる肝臓の養生
- ♡早寝早起き
- ♡旬の野菜や山菜をたっぷりいただく
- ♡適度な運動でストレスフリー yoga・ウォ−キング・ラジオ体操など
- ♡好きな香り・音楽などで精神をリラックスさせる
- ♡全身のマッサージを受け気の流れをスムーズに
- ♡呼吸法や、できたら瞑想を1日5分でもいいので実践してみる
まずはできそうな事から初めて、肝臓を元気に保ち、心も身体も元気になりましょう!